パニック障害の克服>認知療法について

認知療法について解説すると、まず認知とはと言うところから入ります。

普通は心療内科の先生の指示で進めて行く訳ですが、これを簡単に言う
とまず自分の行動の中で悩んだ事、不安に感じた事などをその状況と共
にその時の自分の気持ちを思い出して整理しながらノートに書き取っ
ていく事から始めます。それと共に無意識に感じたり思考した事（自動
思考とも言うらしいです）を難しいですがやはり記録して行きます。そ
の結果を基に分析する事で、自分はどういったときにどういう思考を
しているのかという事が認知されてくるようになり、例えば自分にとっ
て不都合な状況に追い込まれた時に本来なら無意識のうちにネガティ
ブになっていた思考を、あえてポジティブな思考へと無理やりにでも変
えて行く手法です。

良く世間では「物事は考え方ひとつでどうにでもなるよ。」と言われま
すが、例えばパニック発作を引き起こす要因が目の前に有る場合、これ
をどう捉えるかにより何事も無い場合も有れば、不安や恐怖の感情に発
展して、パニック発作を起こしてしまう場合も有るという具合です。
鬱や、パニック発作を起こす様な人は、今までの思考パターンを捨てて、
あえてその逆を意識的にとってみるのも効果的かも知れませんよ。