パニック障害の克服>認知行動療法とは？

いよいよ今回のテーマの最重要部分、薬漬けの生活から脱却する為の
効果的な方法を模索してみたいと思います。

ほとんどの皆さんは聞いたことが無いかも知れませんが、パニック障害
の様な心理的作用が引き起こす障害に、対処する為に有効な手段として
『認知行動療法』が注目されています。この治療法は心理療法とも言い
薬などを使った化学療法や、機械・器具を使った物理療法のどちらにも
頼らず、あくまで精神的な訓練により患者の認知面と行動面に変化を持
たせる事で精神疾患、特にパニック障害や鬱の治療に効果を発揮します。
何度も言う様に『パニック障害』は体の機能的疾患から起きる訳ではな
いので、薬以外で治そうと思ったら精神面から鍛えなおした方が良い
と言う訳なんでしょうね。

それにこの『認知行動療法』の利点は、患者本人が自分の病気の実態を
充分に理解した上で進めて行くので、一方的に押し付けられる治療法と
比べると、はるかに成功率が高いと言われています。
それでは次に、この『認知行動療法』の認知の部分と行動の部分を、
それぞれ詳しく見てみましょう。