パニック障害の克服>薬を徐々に減らしていこう

そんな訳で、この『認知行動療法』を実践しその効果が現れ始めれば
心療内科の先生も、段々と薬を減らしていく方向で治療方針を決定
して行くと思います。今までずいぶんとお世話になった薬達ですが、
出来れば一日も早くサヨナラしたいものです。

ただ繰り返し言いますが、長期間連用した薬、特にパキシルの様な
ＳＳＲＩ系安定剤を急に止めると、必ず離脱症状が現れ、その反動で
最悪の場合それまで抑えられていた『パニック発作』が再発してしまう
という危険性があります。

『認知行動療法』の結果、有る程度効果を実感するとすぐにでも薬を
止めたくなりますが、やはりドクターの指示に従い少しづつ慎重に
減らして行く事が重要です。
また場合によっては薬の量を減らすとともに、より効き目の軽い（作用
の弱い）種類の薬に変更される場合も有りますので、やはり自己判断
せずに指示を守って服薬治療をもうしばらく続けて行きましょう。