パニック障害の克服>その後現れる広場恐怖症という症状

『予期不安』の項で少しふれた『広場恐怖症』という聞きなれない言葉
ですが、これを解説するとパニック発作が起きそれが予期不安につなが
ると、今度はその発作が人が大勢いる場所（広場）で起きたら周りの
人達が群がってきて、人だかりが出来てしまうのではないかとその事を
恐れるあまり広場に行く事が出来なくなってしまう状況を指します。

実際は広場に限らず発作が起きた時に逃げ場が無い状態、例えば電車
や飛行機に乗る、歯医者で診察を受ける、美容院や床屋で髪を整える、
はたまた高速道路の運転や、トンネル内の運転等、いざ発作が起きた時
その場から逃げ出す事が困難であったり、また助けを求める事がやはり
困難で有る場合にその場所に近付く事が出来なくなってしまう症状が
今回の『広場恐怖症』と診断される症状なのです。

さらに症状の悪化と共に家から外に出ることすら困難になってしまい、
日常生活に著しい障害をもたらしてしまいます。
そのためにもパニック障害全般の早急な治療が必要なのです。